痛いことは誰でもいやです。
予防接種や、病気で採血などの注射は、できることならしたくないのは大人も子供も一緒です。
それなのに子供はたくさんのワクチン接種を受けなければなりませんし、時には検査のため採血が必要になることもあります。
ポリオは液体を飲むのだからいいのですが、三種混合ワクチンは注射液自体がしみます。麻疹ワクチンも少ししみます。

当院での工夫:
院内の雰囲気をできるだけあかるくしています(ちょっとのぞいてみてください
できるだけ痛くないように注射針を選んでます。特別な針で指から採血するなど。
接種法や採血方法を工夫しています(院長の長年のテクニック)

このような工夫で、現在、刺す時の痛みはほとんどない位(あってもわずか)になっていると思います。
刺した時泣かなくても、注入時に液がしみて泣いてしまうのは御勘弁ください。

 2〜3才位のお子さんになると、本人が納得した上で接種したいものです。お子さんには必ず事前に「予防接種をするために」病院に行くんだよ、と伝えて下さい。内緒にしてつれてきて診察室に入って初めて注射だとわかるのは可哀想です。子供の心も傷付くし、大人を信用しなくなります。
検査のときも当院の職員(看護師)は、本人に納得してもらえるよう話しかけを欠かしません。

また、納得していても、いざ注射のときにひるんだり、やっぱり痛くて泣いてしまうことはあります。でも決心してやってきてがんばったのですから、うんとほめてあげてくださいね。それから、やっぱり注射が恐くて大泣きして入ってくる子に限って、注射したら「なんだ、痛く無かった!」と、さっき泣いたことが嘘のような顔で帰っていくので御心配なく。

 「どうしても注射はイヤだ」というお子さんに尋ねてください。 


1.痛み止めの注射をしてからする? 
2.ほっぺにする?腕にする?おしりにする? 
3.大きな注射と小さい注射どっちがいい? 
4.長い針と短い針どっちがいい? 
5.痛い針と痛みの少ない針とどっちがいい? 
6.病気になっていっぱい注射するのと今1回するのとどっちがいい? 

子どもはどれかを選択します。自分で決めたから頑張れる!!? 

最後に一言。「そんなに言うことをきかない子は先生にお願いして注射してもらうぞ」という言葉は、お子さんに言わないでくださいね。