生後1ー3ケ月の赤ちゃんが鼻をつまらせたり、寝苦しそうにすることがあります。赤ちゃんの鼻の穴は小さく、粘膜は敏感なので、ちょっとした気温や湿度の変化で鼻みずがでます。エアコンなどで空気が乾燥すると鼻みずが粘稠になり鼻がつまります。赤ちゃんは口で呼吸するのが下手なので、鼻がつまるとお乳が飲みにくくなったり、機嫌が悪くなります。

そんな鼻づまりを少しでも楽にするには:


 部屋が乾燥しないように、洗濯物を室内で干したり、濡れタオルをぶらさげる。観葉植物を置く。加湿器を使う。


鼻みずを乳幼児用の鼻水吸い器で取ってあげる。ただし、鼻みずを吸い取るだけで鼻づまりが治るとは限らないので、鼻の中を傷つけないよう、ほどほどに。

 (注意)お母さんの口で吸うタイプの鼻吸い器は使用しないでください。その理由は、保育園や幼稚園に通っているお子さんが様々なウイルスを園でもらってきてお母さんがそのウイルスを吸い込むのを避けるためです。サイトメガロウイルスなどお母さんに感染するとお母さんのみならず胎児に深刻な病を引き起こすことがあります。初めてのお子さんで新生児期などの隔離された環境での育児の場合はあまり神経質になることはないと思います。


お風呂に入れる。湯気で鼻粘膜を湿らせ、お風呂で温まると粘膜の腫れもひくでしょう。

それでも苦しそうにしているときは、漢方薬などのお薬を一時的にあげて楽にしてあげる方法をとることもあります。先生に相談してください。